印影鑑定・印鑑鑑定


 ●押印した覚えのない書類がでてきた。印鑑を偽造されたと考えられるので、実印の印影と比べたい。
●説得力を増すために筆跡鑑定に加えて、署名の横に押印した印影も調査してもらいたい。
●金銭を貸し与えた際の契約書があるのだが、相手方は押印した事実はなく無効であると言ってきた。

以上のようなトラブルがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

当所では、最新のデジタル機器を用い、ビジュアル的で説得力のある、わかりやすい鑑定書を作成しています。

料金表は当ページ下部にございますのでご覧ください。






 印影を重ねあわせて検査


鑑定印影と対照印影を重ねあわせて照合

検査手順の1例

ステップ1 印影をコンピューターに取り込む。

ステップ2 必要に応じ、罫線や汚れなど除去。

ステップ3 印影部分に着色し、印影以外の部分を透明化する。

ステップ4 重ね合わせをして、印影を照合。

 他所の印影鑑定書であったことですが、グラデーション(階調)を無視した着色作業により実際の印影よりも輪郭線や字画線が、かなり太くなっているものがありました。

 印影の字画線を拡大した下の画像をご覧ください。拡大するとわかりますが、印影と紙面の境界は、はっきりと二分されていません。Aの位置までを印影とするのか、それともBの位置までとするのかで、大きく変わります。

 グラデーションを表現しない2階調の資料を、OHPフィルムを用いた鑑定書で見ることがあります。OHPフィルム自体は否定しませんし、実際に使用する場合がありますが、一部の鑑定人の作る鑑定書のようにグラデーションを無視し、2階調化させた旧式な技法の場合、輪郭線・字画線の太さを正確に再現できないことがあるので、注意が必要です。

 そのような、本来の形状と大幅に変わってしまった印影で検査するのでは、意味がありません。当所ではそのようなことのないよう細心の注意を払っております。 







 


鑑定印影と対照印影の切断面を照合

検査手順の1例

ステップ1 印影をコンピューターに取り込み。

ステップ2 必要に応じ、罫線や汚れなど除去。
      (この際、印影部分に手を付けないよう注意)

ステップ3 印影部分に着色し、印影以外の部分を透明化。
      (着色により印影の形が変わらないよう注意)

ステップ4 印影画像を縦横で1/2〜1/4などに分割。

ステップ5 分割画像を並べて、印影を照合し差異を検査。




 印影鑑定のその他の検査項目と資料について


検査項目

【目視検査】 印影を拡大し目視により検査します。これにより印影形態・印影構成や着肉量の多少、また宿肉(印面の目詰り)の有無などを確かめます。

【計測検査】 印影の外寸、輪郭線や字画線の太さ、扁平率などを計測します。数値に違いがあった場合、押印時の状況による範ちゅうか、もしくは印顆が相違していることによるものかを確かめます。


資料について

 
鑑定資料……真正な印顆によるものか、また偽造されたものか等調べたい印影

対照資料……鑑定資料と比較するための、真正な印顆による印影

 異同を調べる鑑定資料、比較する対照資料ともに、基本的には
原本が必要です。ただし、コピーでも可能な場合があります。まずはご相談ください。



カラーとモノクロスキャンによる印影の違い

 同じ印影をカラーとモノクロでスキャンして重ねたものが下の画像です。2つの印影で重なり合う部分は紫色になっています。カラースキャンに対してモノクロスキャンは、どのように異なるか例として3つあげてみました。

 A. 字画線の太さが細くなっている。
 B. 字画線同士がつながっている箇所が切れている。
 C. 輪郭線が途切れている。


資料のデジタルデータによる送付について

● 資料をスキャンし電子メールなどでお送りいただく場合は、最低でも600dpi 以上(4800dpi以上が望ましい)の解像度でカラースキャンしたものをお送り ください。


  「dpi」とは、1インチの長さにいくつのピクセル(ドット、つまり画像を構成 する1個1個の画素)が入るかという事です。すなわち画像の「密度」のことと考え て下さい。「dpi」が高い方が緻密な画像になります。4800dpiですと、1 インチ(25.4cm)に4800のピクセルがあるという意味です。


● 鑑定すべき資料と対照とする資料は、同じ解像度でスキャンしてください。一方が 600dpi、もう一方が1200dpiなどにせず、必ず同じ値にしてください。


● 画像は「jpg」、「tiff」、「pdf」形式でお願いいたします。「pdf」はパスワー ドによるロックはかけないでください。(ロック解除のツールやサイトがネット上に 無数にありますので、残念ながら無意味です。)


● メールは1通あたり20MB程度までは受け取ることが可能です。資料が多い場合 は、何通かに分けてお送りください。またメモリーカードなどで送付いただいても構 いません。責任を持ってご返却いたします。


● ご不明な点がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。




印影鑑定の料金


種類 料金(税込) 備考
事前調査 32,400円  印鑑を偽造されたなどのトラブルがありましたら、まずは事前調査をご依頼ください。異同についての調査結果と本鑑定書作成の場合のお見積をお知らせ致します。

 その後、印影鑑定書作成に進む場合は、この事前調査の料金はいただきません。

 ご依頼者の望まない結果の場合、この事前調査で終了し、出来る限り必要のない鑑定書を作らない(無駄な費用を掛けないですむよう)ため、このようなシステムにて行っております。
簡易鑑定 129,600円   主に目視検査、スーパーインポーズ検査をいたします。

 調べるべき印影が一つで対照資料とする印影が2つという場合、料金は50%増しの「194,400円」になります。

鑑定書は製本したものと綴じていないもの、計2部お渡し致します。

東京都弁護士協同組合にご加盟の組合員様には特約店割引致します。
本鑑定 270,000円より  簡易鑑定の内容に加えより説得力を上げるため、印影の濃度についての調査、カット突合せ(断面照合)検査、OHPフィルムによるスーパーインポーズなどを行います。

検査方法は、一番効果的であると思われるものを当所で選びます。

 調べるべき印影が一つで対照資料とする印影が2つという場合、料金は50%増しの「405,000円〜」になります。

鑑定書は製本したものと綴じていないもの、計2部お渡し致します。

東京都弁護士協同組合にご加盟の組合員様には特約店割引致します。





[ 資料の送り先 ]
〒227−0043 神奈川県横浜市青葉区藤が丘2−2−1−702
日本筆跡心理学協会 

[ お問い合わせ先 ]
電話 045−972−1480
FAX 045−972−1490
メール kindai@kcon-nemoto.com

お問い合わせは電話・ファクス・メールのどれでもかまいません。

当協会は東京都弁護士協同組合に推薦により特約店として加盟しております。



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